第124回 C-NET ひたち 俳句会を開催

 今年度の夏の交流会は、会員の皆様に気軽に参加して頂き、食事をしながら相互交流が楽しめる会をとCnet事務所を開放し、サロンスペシャル!として行われました。
 俳句同好会では、大島興洋さんが俳句写真の短冊を作成しました。
教室の壁面に展示された俳写の短冊は,俳句のイメージが広がり、良い記念になりました。

写真をクリックして下さい
大きいサイズで表示します

8月の句会

  • 日 時 : 8月19日(水)13:00より俳句会
  • 場 所 : NPO法人コミュニティーNETひたち多賀事務所

小野先生の講話

今月は「回想句をつくる」のお話しでした。
過去は自分の思いに浸り甘く成り易い。甘く成らない様に客観的に見る。
回想にどのような景を選ぶか?作者の回想だけではなく、読者が共感できる句をつくる。

例句1.
早乙女もをらずなりたる田植かな  森 澄雄
  眼前の田植を見ていて事実だけを詠んでいる。
  事実のみを詠み、美化、説明しない。
  有りの儘を詠む。田植えはS20~30年は早乙女、楽しさ、鮮やかさがあったが
  現在は機械による田植、短時間で終わる。
例句2.
下駄箱に下駄は老いつつ桐の花  桑原 三郎
  眼前の景として詠んでいる。特に父母を詠む場合は、感情を入れないで、淡々と
  詠むのが良い。

124回C-Netひたち俳句会結果

小野さとし先生選

露天風呂あの子この子も大日焼 興 洋
凌霄花狼藉のごとき落花 仁 志
広島の蝉鳴きやめよ八時十五分 芳 洲
この夏の記録の気温夜の散歩 源 一
人の名も地名も忘るほど猛暑 典 男
光年の夕星ひそと夏の果て 光 夫
立秋や朝夕の風少し出づ
敗戦日夕日に川の真つ赤なり キミ子
【 俳句会リーダー   櫻井 キミ子記 】
俳句会活動状況へ もどる
本件のお問合せは下記
TEL&FAX
: 0294-33-0015
Eメール
: master@cnet-hitachi.com
住所
: 〒316-0003日立市多賀町1-12-10(事務局)