10 月25日(日)第29回「対岸」吟行会が日立支部が当番幹事となり開催されました。秋晴れの晴天に恵まれ眩しい程の吟行日和、県内は勿論・東京・千葉・栃木・福島等より104名の参加があり盛大に行われました。
吟行地は、茨城百景の一つとなっている日立の泉が森と糸魚の里・海岸側が断崖となっている古坊地公園・久慈浜海岸をご案内しました。泉が森は常陸風土記に「蜜筑の大井」と記され歌垣の場でもありました。風土記が編纂された700年のころから、神秘的な青白い泉が滾々とわき続けています。隣接する公園の泉川には淡水魚糸魚が生息し見ることができます。
古坊地公園の灯台に登ると、北は鵜の岬から、いわき、塩屋崎方面、南は東海村の晴嵐、磯崎岬、鹿島灘なども見渡せます。
俳句会結果 今瀬 剛一 「対岸」主宰選
特選 木洩れ日のやうに色鳥地に下りぬ 小野 さとし
特選 糸魚棲みつづく歳月秋澄めり 佐藤 千珠
泉神社
泉が森の湧水
糸魚の里
古坊地公園の灯台