第128回 C-NET ひたち 俳句会を開催

 12月7日(月)今年は少し早目でしたがコミュニティNETひたちの納会が行われ、約40名の参加がありました。この秋に当会に入会された 前日立市長 吉成明様ご夫妻も参加され大変な盛会でした。(納会ご参照)
俳句会の方は毎月の定例会が行われ、今日が今年最後の会となりました。あっと言う間の一年でした。今年の9月から萩谷孝さんが入会されました。大歓迎です。

当会のリーダー的存在だった中村斐紗子さんが6月6日御他界されました。口述筆記でしたがお亡くなりになる三日前にはお元気で投句をお預かりしました。
  訃報受く梅雨の雨音しばし聞く   典 夫
  口述の絶句となるや桐の花     キミ子
  にこやかに斐紗子ゐさうな大花野  キミ子

12月の句会

  • 日 時 : 12月16日(水)12:00~16:00 昼食会後俳句会
  • 場 所 : NPO法人コミュニティーNETひたち多賀事務所

小野先生の講話

今月は「新年の名句について」のお話しでした。
例句

  1. 去年今年つらぬく棒の如きもの  高浜 虚子
    実感として新年はこのようなもの。1月1日零時から新年。去年今年も新年の季語
  2. 日本がここに集まる初詣   山口 誓子
  3. 元日や手を洗いをる夕ごころ  芥川 龍之介
  4. 正月の子供になってみたきかな  小林 一茶
  5. 旧景が闇をぬぎゆく大旦  中村 草田男 
  6. たちまちに日の海となり初景色   鷹羽 狩行
  7. 天地をひとつにまろめ鏡餅  長谷川 櫂
 新年のスケールの大きい句を詠んでみよう。


128回C-Netひたち俳句会結果

小野さとし先生選

特選 愚直なる日々を送りて晦日そば
白葱のかがやく長さ刻みけり キミ子
吊鮟鱇捌き残りし大き顎 興 洋
旅人として木枯らしを連れ帰る 芳 洲
冬の橋百年の役目果たしけり 典 男
散歩径皇帝ダリア天を突く
孫の案ず異常高温年の暮 源 一
幼き日の押せばつるりと衣被 光 夫
成すことは成して献体菊に埋む 仁 志

文責 櫻井 キミ子

【 俳句会リーダー   櫻井 キミ子 】
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