第12回C-Netひたち俳句会
4月10日に行われたデジタル写真同好会の撮影会に便乗し、俳句の吟行会も兼ねて合計13名の方が参加しました。当日は、気温が低く、天候は曇りでした。大子町の外大野の枝垂桜、上岡の桜、奥久慈茶の里公園近くの薇、片栗の花、水芭蕉を見てきました。外大野の枝垂桜はまだ蕾でしたが、片栗の群生には大変感動しました。今回、この吟行会の結果が披露されました。
・日時:4月19日(水)14:00〜16:00
・場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
小野先生のお話
4月11日に「対岸日立支部」の吟行句会があり、日立市の平和通り、神峰公園、熊野神社などの桜を見て、午後から句会をしました。どこも満開の桜で好評でした。
・見はるかす家々の窓花曇 キミ子
・海風を総身に桜目覚めけり 斐紗子
・花の山象には象の刻流れ さとし
その時の上記3句について鑑賞、解説がありました。
語彙を増やす、俳句の二重構造、自分に引き付けて詠む、心象的感覚句、出来上がったら推敲する等の話がありました。
☆俳句の取り合わせについて、中村斐紗子対岸同人よりお話して頂きました。
第12回C-Netひたち俳句会結果
◆小野さとし先生選◆
特選 オカリナや一人稽古の花の山 秀峰
◎ 雨兆す注連縄太き花しだれ 斐紗子
◎ さわさわと花片栗の揺れやすき キミ子
◎ 故郷の桜吹雪に身を任す 芳洲
◎ 観梅の茨城弁の座となりぬ 光夫
◎ 子犬来て庭の一変春嵐 正
○ 春寒や金魚も石になりにけり 淳
○ 病室の窓いっぱいの花見かな 典男
○ 夜桜や媼の顔の生きいきと 敦子
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