第132回 C-NET ひたち 俳句会を開催

 4月8日(金)いつもの俳句のメンバーで横浜の中華街と三溪園を吟行しました。三溪園は、横浜市中区にある庭園。17.5haの敷地に17棟の日本建築が 配置されています。実業家で茶人の原富太郎によって1906年に造園され、現在は公益財団法人三溪園保勝会が運営しています。名称の三溪園は原の号である三溪からとられている。
 花吹雪の中正門を入ると大池と旧燈明寺の三重塔が目に入ります。回りの緑は日立よりも緑が濃く感じられました。重要文化財の臨春閣、月華殿、旧天瑞寺寿塔覆堂。「鶴翔閣」では貸切りで日本庭園がある邸宅 での1日1組の限定で日本伝統の神前結婚式が行われ、庭園で写真を撮っておりました。人気のプランのようです。その他[重要文化財]等ゆっくり見たいところでしたが時間の都合で季節を変えて見ることにしました。

三溪園大池から三重塔を望む

臨春閣

大池の鷭の群れ

横浜中華街

4月の句会

  • 日 時 : 4月20日(水)13:00~16:00 句会
  • 場 所 : NPO法人コミュニティーNETひたち多賀事務所

小野先生の講話

  今月は「表現の無理を無くするには盛り込み過ぎない」でした。
 季語をより深く理解する。岡本眸氏は、俳句は意味が伝われば感動が伝わるものではない。言いたいことを間違いなく言えたと満足してはいけない。何度も推敲をしてより平明に明確に表現と内容が一致したとき玉の句が出来る。読者にすーっと入ってゆく、語法よく吟味し考えて作る推敲する。

  1. 春灯の真下にありて独りかな
    春灯は一種の艶をもっている。独りかな、が効いているしみじみとした句。
  2. ししむらの淋しくなりし初湯かな
    (肉叢)
  3. 蓬摘む枯葉まじりの子等の籠
    説明になっている。
    ・子らの摘む枯葉混じりの蓬籠
     子らの摘む蓬籠の中が明確にわかる。
  4. 出前すぐ病院廊下春めきぬ
    ・病廊に出前の人や春めける (推敲後)
     驚き感動一句が通じる。  


132回C-Netひたち俳句会結果

小野さとし先生選

陽炎へ遠ざかり行く鼓笛隊 芳 洲
花辛夷駅舎の眼下波立り 興 洋
花の雨行列なしてお茶の席 キミ子
高齢化の団地総会花盛り
卒業子の三人は父の後継ぐと 仁 志
杉並木例幣使街道風光る 光 夫
大地震の街に追ひ打ち春嵐 典 男

文責 櫻井 キミ子

【 俳句会リーダー   櫻井 キミ子 】
俳句会活動状況へ もどる
本件のお問合せは下記
TEL&FAX
: 0294-33-0015
Eメール
: master@cnet-hitachi.com
住    所
: 〒316-0003 日立市多賀町1-12-10(事務局)