第13回 C-Netひたち俳句会
五月は若葉が美しく、花々も咲き命の漲る季節です。ゴールデンウイークもあり、皆さんそれぞれお出かけになったことと思います。今回の句会は蒸し暑く梅雨に入りそうな空模様の日でした。
・日時:5月17日(水)14:00~17:00
・場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
小野先生のお話
今回のお話は、さとし先生の俳句初学の頃のお話でした。
例句として取り上げられた句
1.始めて2~3ヶ月頃の句 : 紫雲英田の浄土の風に目をつむる さとし
2.その後変化した頃の句 : 紫雲英田の浄土明かりに目をつむる さとし
3.現在ならこう詠む : 目つむれば紫雲英田明かり浄土かな さとし
上記3句について1.感情を述べた句 2.余韻余情が出た句 3.現在の完成句等の変化について、お話がありました。
☆即き過ぎの句について、中村斐紗子対岸同人よりお話して頂きました。
第13回C-Netひたち俳句会結果
◆小野さとし先生選◆
特選 五月雨の歌碑に見入るや塩野崎 典男
◎ 肋骨のあらはな破船南吹く 斐紗子
◎ 山藤の瀧の如くになだれ咲き キミ子
◎ 楤の芽の話が縁で戴けり 秀峰
◎ 風光る関東平野真平ら 敦子
○ 車椅子野中の小径風光る 芳洲
○ 風薫る野点の席に孫と座す 正
○ 丸窓に若葉のそよぐ明月院 興洋
○ 郷愁をそそる辛夷や遠嶺雲 光夫
○ 春風の十人十色の俳句かな 淳
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