第141回 C-NET ひたち 俳句会を開催

 明けまして
   おめでとうございます

   平成29年

 「日立市川尻海岸の日の出」
     (星川雄さん作品)



 「冬の涸沼」
  (2015年ラムサール条約登録)



 昨年は世界で想定外の出来事が多くありました。英国のEU離脱、米国の大統領選挙、韓国の大統領弾劾デモ等々。世界で、国民の現状に対する様々な不満が堆積しているように感じます。
 今年はこれらの想定外が現実に動き出します。我々の日常にどのような影響が生じるか予測は難しいですが、争いを避け平和な世界であることを祈念しています。
 当俳句の会も今年150回の節目を迎えます。小野先生のご指導のもと、毎月1回欠かさずに続けてきました。メンバーには上達著しい方もおられますが、私の場合句づくりの考え方を繰り返しお示しいただきながら、未だに体現できずにいます。
 今年は達成すべき目標を1つづつ積み重ね、反省の少ない1年にしたいと考えています。
                                      (村山記)

1月の句会

  • 日 時 :1月18日(水)13:00~16:00 句会
  • 場 所 : NPO法人コミュニティNETひたち多賀事務所

小野先生の講話

  「対岸」結社の今瀬剛一主宰は、俳句は「三尺の子にさせよ」(幼稚園児くらい)と言われる。雑音や余分な知を働かせず無垢な心で現場に立って、見て、聞いて、触れて・・・、五感で感じたそのままを詠む無心無垢、柔軟な心が大切とのお話でした。

例句として
・「青蛙己もペンキ塗りたてか」(芥川龍之介)
・「コスモスの押し寄せている厨口」(清崎敏郎)
・「切々と眼まで濡らして髪洗ふ」(野澤節子)

3句とも、その場で感じた驚きや思いを素直に捉えて詠んでおり、読者にとって分かり易く、共感のできる作品となっています。

第141回C-Netひたち俳句会結果

小野さとし先生選

特選 ちゃんちゃんこ上手な句より個性の句 キミ子
眠る子の頬くれなひに初明 芳 洲
耳元に流るる瀬音初明 光 夫
山里の鳥追ひ祭り子らの声 興 洋
アンテナの調整をして師走かな
上戸の友を送る夕べや寒昴
赤赤と海を離れて寒の月 仁 志
郷の友より体調案ず賀状来る 源 一
ウイーンへと年賀はがきを出して来し 典 男

文責 村山 典男

【 俳句会リーダー   櫻井 キミ子 】
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