鈴木信行先生をお迎えして2回目の句会です。
今回は、「まずは推敲」のお話。
1. 作りっぱなしが多い。 ー推敲をー
2. 作品の完成を目指すには推敲が欠かせない。
5・7・5の形に収まれば良しとするのでなく、表現の不備がないか、
もっと良い表現はないかと何度も自作を点検してください。
3. 表現の点検。
リズム、調べ、すっきり、はっきり、どっきり
4. 俳句の到達点はない。
5. 俳句は遊び心で楽しむ。
6. 俳句は直球(内)と変化球(外)。どんどん迷った方がよい。
◆鈴木信行先生選◆
特選 | 凩に語尾攫(さら)はれて仲解けず | 仁 志 |
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◎ | 初午や妣の味するしもつかれ | 光 夫 |
◎ | 鹿島灘窓に冬咲きチューリップ | 興 洋 |
◎ | 寄せ鍋の具変え味変え夕餉かな | 孝 |
◎ | 春色の筑波居間より日暮れにも | 源 一 |
◎ | 寒椿まだまだ重き蕾かな | 典 男 |
〇 | しつかりと見よ凍滝は父の貌 | キミ子 |
〇 | 仕舞ひ湯のもの思ひ覚む猫の恋 | 芳 洲 |
〇 | 七草や入歯気になる年なりし | 正 |
文責 村山典男