俳句の作り方
・調べ(リズム)を整える。
・語順を工夫する。
・語句の羅列を避ける。
・無駄を省く。焦点を絞る。
・削ぎ取る。削る。減らす。
天の川(銀河、銀漢)について(今月の兼題は「川(河)」でした):
季は初秋。無数の恒星の集まりで、川のように見える。秋には天頂にきて美しい。
天の川を仰いでいると雄大な、しかもはるかな想いに誘われる。
◆鈴木信行先生選句◆
特選 | 蚯蚓すぐ乾くを知るや無言館 | 興 洋 |
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◎ | 香水に追ひ抜かれたる並木かな | 光 夫 |
◎ | (前書)西日本集中豪雨の犠牲者を悼む 天の川あまたの星の加はれり |
芳 洲 |
◎ | 飛び込んで一気に泳ぐ父のもと | 典 男 |
〇 | 子を思ひつつ夜濯ぎの終はりけり | キミ子 |
〇 | 川の字に猫がゆったり昼寝かな | 仁 志 |
〇 | 流動食なかなか見えぬ天の川 | 正 |
〇 | 渋滞も車中和やか蝉時雨 | 孝 |
当月は、句会の後にメンバーで暑気払いを行ないました。
先生を交え、フリーで楽しい俳句談義でした。
文責 村山 典男