その時の初めて出会った喜びを、季語に託して詠む。
十人にとられるような句を作るな(芭蕉)
平均的な句、あとになってこんな句より、これはという一人の人に
とられるような句を作れ。
参考として「加齢と俳句」高齢化時代の俳句実作の問題点として
(石倉夏生氏編)が配布された。
(当日鈴木先生はご都合で欠席されたが選句、選評、添削結果をいただいた)
◆鈴木信行先生選◆
◎ | 竹林の縦の隙間や光る秋 | 光 夫 |
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◎ | 丹精の絵手紙届く小春かな | 芳 州 |
◎ | 塩害に葉先の枯れし銀杏かな | 興 洋 |
◎ | 手作りのだんご完売文化祭 | 孝 |
◎ | 紅葉且散る階段は黄となれり | キミ子 |
〇 | カメラ手に犬と散歩や敬老日 | 正 |
〇 | 静けさや懐メロを聴く夜長かな | 典 男 |
〇 | 縁薄き順に届くや賀状辞す | 仁 志 |
文責 萩谷 孝