第33回 C-Netひたち俳句会
謹んで新年のお慶びを申し上げます。旧年中は大変お世話になりました。歳を重ねても、今年こそはと、心新たに計画を立てたりしております。
本年も宜しくお願い致します。C-Net初句会を行いました。今回から要四郎さんが入会されました。初参加で大丸一句、小丸二句の華々しいデビューでした。皆さん宜しくお願い致します。
1月の句会
・ 日時:1月16日(水)14:00〜16:00
・ 場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
小野先生のお話
皆さんお正月に俳句は作られたでしょうか?
芥川龍之介は小説、短歌、詩、俳句等たくさん残されています。作家の中でも良い俳句を残されています。今回は、その中から俳句についてのお話でした。
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新年 |
・元日や手を洗ひをる夕ごころ |
春 |
・初午の祠ともりぬ雨の中 |
夏 |
・兎も片耳垂るる大暑かな |
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・蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな |
秋 |
・秋の日や榎の梢片なびき |
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・秋風や甲羅をあます膳の蟹 |
冬 |
・木枯らしや目刺しに残る海の色 |
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・水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
第33回C-Netひたち俳句会結果
◆小野さとし先生選◆
特選 |
山海の幸ちりばめて雑煮かな
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芳洲 |
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◎ |
健やかな顔の揃ひて初句会 |
キミ子 |
◎ |
上りきて海一望の初景色 |
光夫 |
◎ |
かじかめる手に杖を添へ年迎ふ |
要四郎 |
○ |
獅子頭に髪撫でらるる神の前 |
斐紗子 |
○ |
鵜の岬海鳥行き来初日の出 |
淳 |
○ |
年越しの鐘撞く僧へ舞ふ吹雪 |
典男 |
○ |
日の道へ松も照りだす初日の出 |
興洋 |
○ |
初筑波久慈川沿ひの犬散歩 |
正 |
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