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第35回 C-Netひたち 俳句会を開催
第35回 C-Netひたち俳句会

 柔らかな日差しに、心までも温もりを感ずる日の、今日句会が開かれました。
4月7日は、お花見会が開かれます。「お茶に親しむ会」のワーキンググループが立ち上がり、熊野神社境内で野点も行われます。良い句が生まれる予感がします。

3月の句会
 ・ 日時:3月19日(水)14:00〜16:00  
 ・ 場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所

小野先生のお話
 今回のお話は「俳句は季語、季語の効用を考えて」でした。
例句を挙げ説明して下さいました。
皆さんは、俳句を詠むとき、季語が先ですか?感動から詠みますか?
机で考えると、類想、類句になり易い、人間の考えることはみな同じ様です。
先人たちが沢山の句を詠んでいます。ありふれたパターンでは、新しい俳句は詠めません。
作句する場合、季語から離れているものに着目することです。
春です。現場に立って俳句を詠んで下さい。季語の現場に立つ事が大切です。
  例句
  ・咲き満ちてなほ咲く桜押し合えり 剛一
   桜の句は沢山詠まれていますが、この句は自己表現で自分のカラーを出しています。
・のろのろの台風に肩こりにけり さとし
・凍瀧の父の貌して迫りけり キミ子
・瀧凍り肩に力の入りけり キミ子
   物に託して自分の心を述べている感覚句です。

第35回C-Netひたち俳句会結果

 小野さとし先生選
特選

保育士の口調そっくり卒園す   

芳洲
裏筑波蔵に飾りし雛人形     興洋
緑青吹く奉納錨日永かな 斐紗子
大風の止みて今夜の蜆汁 要四郎
菜の花や夕日遥に裏筑波
露天風呂海風顔に浅き春 典男
春の雨「蛍の光」あしたかな 
雪解水坂東太郎つらぬけり 光夫
とろとろと目覚めるこの世囀れり キミ子

                                       俳句会リーダー 桜井キミ子記
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