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第44回 C-Netひたち 俳句会を開催
第44回 C-Netひたち俳句会
11月27日〜30日文学散歩「万葉の旅」で、奈良、京都に行ってきました。万葉の係わりの地を歩けば何か発見がある。始めに万葉初期の中心である蒲生野の薬狩りの地を訪ねました。「あかねさす、紫野行き、標野行き、野守は見ずや、君が袖振る」額田王大津の宮で行なわれた「薬猟」(くすりがり)の様子です。「紫草の、にほへる妹を、憎くあらば、人妻ゆゑに、われ恋ひめやも」大海人皇子、大きなパネルに薬猟の様子が描かれていました。ここにはそれぞれの植物に萬葉歌が添えてありました。紫草、その他種々。
次の日の早朝散歩では、甘橿丘から耳成山、香具山、畝傍山を見て三輪神社、山辺の道を歩きました。昼間大和三山を登り肌で空気を感じ感慨深い時を過ごしました。飛鳥祝戸荘での夕食、古代食は印象に残るものでした。その他、石舞台、高松塚壁黄画館、萬葉文化館、天智天皇稜、大津宮跡、琵琶湖疎水、何処も紅葉がきれいでした。京都永観堂のみかえり阿弥陀とライトアップされた紅葉に、大変感動致しました。
12月の句会
・ 日時:12月17日(水)13:00〜16:30
・ 場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
皆さんで昼食会後、俳句会をいたしました。
小野先生のお話
今回は、「第23回国民文化祭、文芸際俳句大会」の話でした。一般の部の応募句数7,966句 小中高の部7,602句ありました。皆さんはどのように鑑賞されますか?先生のお話を聞きながら、お互いの鑑賞、意見交換をいたしました。
文部科学大臣賞
国民文化祭実行委員会会長賞
茨城県知事賞
茨城県議会議長賞
茨城県教育委員会教育長賞
大子町賞
国民文化祭大子町実行委員会会長賞
大子町議会議長賞
み吉野の風となりたる落花かな
百瀑を秘め万緑となりにけり
瀧を見しゆゑの沈黙かと思ふ
母の日の母を叱って母を抱く
昭和の日人体標本ゆらゆらと
天牛を筑波の風に放ちけり
出稼ぎに行く籾殻を焼き払ひ
別の窓開ければ別の星月夜
勝瀬千津代
小野至隆
角田夕花
黒澤正行
森田千重子
加藤多美子
矢田利治
藤本友治
以下省略
第44回C-Netひたち俳句会結果
◆
小野さとし先生選
◆
特選
冬の雨明日香の宿の古代食
キミ子
◎
冬紅葉ついの一葉も散りにけり
芳洲
○
スタンドを二つ灯して夜長かな
要四郎
○
そむけ合ふ残菊束ねくくりをり
光夫
○
源三窟時代変わらぬ大氷柱
淳
○
糶納む新港埠頭の井戸ポンプ
斐紗子
○
鳥も来ぬ寂しき庭や枇杷の花
興洋
○
犬四頭の綱を引き締め冬筑波
正
○
子の年の第九の響き重く聞く
典男
俳句会リーダー 桜井キミ子記
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(事務局)