第47回 C-Netひたち俳句会
3月14日、黒羽山 大雄寺(くろばねさん だいおうじ)顕彰バスの旅で、600年以上の歴史を持つ曹洞宗の禅寺、大雄寺の7つの茅葺きの建築物や国宝那須国造碑(笠石神社)他を廻って来ました。大雄寺は栃木県から文化財の指定を受けています。心越禅師の素晴らしい涅槃図を見せて頂きました。総門と禅堂の篆書額も心越禅師の筆によるものです。
本堂・庫裡・禅堂・回廊・総門・鐘楼堂・経蔵等も質素ですが、懐かしい日本に出会った感じです。禅堂は「形は心を作り、心は形となる。」といわれてをり、本格的な禅堂にて坐禅の体験研修が行われています。
大雄寺(永平寺として)で撮影された映画「禅・ZEN」の上映もされているようです。またここは、奥の細道で有名な松尾芭蕉が訪れた町で、大雄寺の近くには大田原市芭蕉の館があります。
3月の句会
・ 日時:3月18日(水)13:00~16:30
・ 場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
小野先生のお話
今月の講話は「俳句は理屈ではない」のお話でした。
・広島や卵喰う時口開く 西東 三鬼
・鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる 加藤 楸邨
・咲き満ちてなほ咲く桜押し合へる 今瀬 剛一
・千年の留守に瀑布を掛けておく 夏石 番矢
以上の句が紹介解説されました。
短歌は心のうちを述べる。俳句は省略が大切。理屈、理論に傾き易い。
俳句は感性をもって詠む。説明無しにその素晴らしさを伝える。
良い句は受け入れられて、感動を呼び起こす。
最後にこれらの句を鑑賞、よく勉強するようにとのお話がありました。
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