第51回 C-Netひたち俳句会
バスの旅でみちのく、細倉・東京タワーロケ地、高村光太郎の山荘と記念館、鉛温泉愛隣館宿泊、江刺蔵の町、奥の正法寺、夢館奥州藤原歴史物語等見てきました。
何と言っても印象深かったのは、奥の正法寺でした。水沢市の南東のはずれの山の中にあり、本堂、庫裏は巨大な茅葺きの建物、日本一の茅葺屋根を誇っています。
曹洞宗第三位の格式、永平寺、総持寺に次ぐ格式のある寺です。今でも修行僧が厳しい修行を行っています。
正法寺の本尊である「如意輪観世音菩薩坐像」は鎌倉時代後期の寄木造りで、岩手県指定文化財として1年に1度10月16日、熊野大権現大祭の際に御開帳されます。
山の様な屋根は2006年夏に葺き替えられ今では周りの自然と調和し良い色になっています。
高村光太郎記念館と山荘では、突然の風、雨そして歓迎の虹まで出ました。
平泉の奥州藤原歴史物語の夢館は、藤原四代の歴史と文化を蝋人形で再現したもので、107体有る蝋人形は体毛一本一本分るほどリアルなものでした。古都平泉を実感してきました。
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正法寺の入口の門 「惣門」 |
正法寺の本堂 日本一の茅葺屋根 |
7月の句会
・ 日時:7月15日(水)14:00~16:30
・ 場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
小野先生の講話
今月の講話は俳句の構成・手法として「一物仕立」と「取り合わせ」があり、そのうち「一物仕立」についてのお話があった。
季語を中心にして詠み下し、中間に切れは入れずに最後に入れる。
句の数としては少なく難しい。(C-Netひたち俳句会、第27回、第37回参照)
例句を示され作り方の解説をしていただいた。
・をりとりてはらりとおもきすすきかな 飯田 蛇笏
・冬菊のまとふはおのがひかりのみ 水原 秋櫻子
・昇降機しづかに雷の夜を昇る 西東 三鬼
・冬浪の曳き残すもの何もなし 小野 さとし
・神木のその下闇に躓けり 小野 さとし
・立ち上がる卯波の腹の真青かな 中村 斐紗子
・白鳥の沼の真ん中明るかり 桜井 キミ子
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