第59回 C-Netひたち俳句会
2月26日、デジタル写真同好会「真壁の雛祭り撮影会」に参加させて頂きました。朝から心配した空模様も、降らず照らずの雛めぐりには丁度良い日でした。車を降りて間も無く登録有形文化財、猪瀬家薬医門がどっしりと迎えてくれました。後は家々の雛飾りを見て廻り、それぞれ時代の飾りつけを楽しませて頂きました。江戸、明治、大正、昭和の雛など珍しく、また懐かしいものもありました。石の町に相応しい石の雛や、陶の雛、生花で作られた花の雛、勿論吊るし雛、それぞれ個性がありました。豪華なお雛様も良いがお母さん達の手作り雛、鼠の嫁入りは素晴らしいものでした。
(3月「今月の写真」、「デジタル写真同好会のページの作品」もご覧ください)
3月の句会
・ 日時:3月17日(水)14:00~17:00
・ 場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
今回から新しくお二人入会されました。
小野先生の講話
今月の講話は月刊誌「俳句界の俳句ボクシング」のお話でした。
レフェリー ☆ 辻 桃子
1.南瓜の型よければ座り良し・・・其の通りである、当たり前。
2.姫様にまた跪く菊師かな・・・・「ひざまづく」に菊師の情感が表現されている。
3.無遠慮に大嚏して別れけり・・・「無遠慮に大あくび」するで相手がどのような間柄の人
か分かる。
4.包丁を当てれば割れる大西瓜・・・熟れた西瓜である、説明。
皆さん1.と2.どちらが良い句でしょう。3.と4.どちらが良い句でしょう。
チャンピオンは2.準優勝3.です。
第59回C-Netひたち俳句会結果
◆小野さとし先生選◆
特選 |
新聞の入試問題春寒し |
典 男 |
|
◎ |
遠筑波ひとりひとりの蜆舟 |
興 洋 |
|
◎ |
御和讃は四句一章梅真白 |
キミ子 |
|
◎ |
啓蟄や古びし居間を模様替へ |
芳 洲 |
|
○ |
梅林をめぐる川音バーベキュー |
斐紗子 |
|
○ |
啓蟄やバックミラーの大あくび |
正 |
|
○ |
三寒の四温うれしき孫来る日 |
要四郎 |
|
○ |
土匂ふ命育む弥生月 |
光 男 |
|
○ |
鮮やかに折りあがりたる親子雛 |
裕 |
|
○ |
夕暮れの風やはらかしこぼれ梅 |
良 佳 |
|
|