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第66回 C-Netひたち 俳句会を開催
第66回 C-Netひたち俳句会

 10月15日、俳句仲間と里美牧場を吟行して来ました。プラトーさとみは、常陸太田市里美地区「小里牧場」標高700メートルに位置し、高原の爽やかな風と鳥の声、富士山や那須連峰を望むことができます。草原の斜面にはのんびりと牛が歩き、寝そべっていました。澄んだ空気の中で大きな発電風車が廻り、近づくと羽根の音が聞こえます。遥かまで山々が重なり、草紅葉が始まっていました。自然を満喫できる良い場所です。一日良い吟行日和でした。


10月の句会
・ 日時:10月20日(水)14:00~17:00  
・ 場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
  
小野先生の講話
 今月は「例題句から俳句を理解する」のお話でした。季語の中に天文、動物(四足動物、鳥、魚、虫)など色々ありますが、下記の俳句の中で、季語の効いているものはどれか、2つ選びなさい。この、俳句をご覧になってどんな感想を持ちましたか等、話し合いました。

 例題句
 1.とんばうを肩にとまらせ信号待つ・・・報告、もっと深いものを。
 2.蟷螂の日向に出でて大胆に・・・思いがけない行動が想像される。
 3.群れなして落ちゆく鮎のあはれかな・・・述べすぎ、説明。
 4.鳥渡るみちのく海荒ぶる日・・・鳥の渡る頃の荒れたみちのくの海が見える。

  答 2.4.


第66回C-Netひたち俳句会結果

 小野さとし先生選
  
 特選  上を向くオクラの花の五角形    
 ◎  乳しぼる牛舎に小鳥来てゐたり  斐紗子  
 ◎  肩の力抜きし柳に秋の雨  キミ子  
   むらさきの味あらたなり秋の茄子  光夫  
   朝日射す岩に影浮く彼岸花  興洋  
   金木犀七つの頃の角の家  良佳  
   好物の枝豆御飯炊きて待つ  芳洲  
   夕日背に妻と腕くむ吾亦紅  要四郎  
   野の虫を包み込みたる鬘珠沙華    
   秋晴れの遠富士望む母校かな  典男  
               
                      俳句会リーダー 桜井キミ子記

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