第104回 C-Netひたち俳句会
12月13日、句友10名と冬晴れの1日を、虎塚古墳、馬渡埴輪製作遺跡、十五郎穴横穴群、那珂湊お魚市場、吟行に行って来ました。先ずひたちなか市の埋蔵文化財調査センターで、
郷土の歴史と文化、遺跡について説明を聞いてから廻りました。展示品の縄文式土器、弥生
式土器、乳飲み児を抱く埴輪、虎塚古墳壁画のベンガラ色が印象に残りました。暫くぶりの
訪問で、大分整理され立派になっていました。虎塚古墳は1974年1月に国の史跡指定を受けた
前方後円噴である。年2回春と秋に公開されている。馬渡埴輪製作遺跡は5~6世紀に古墳に立てる埴輪を生産した遺跡、半地下式登り窯である。赤く焼けた土が残っていた。現在は馬
渡埴輪公園として整備されている。十五郎穴横穴群は古代の墓群で150~400有るのではない
かと言われている。現在も発掘調査が行われていました。
12月の句会
・日時:12月18日(水)12:30~16:30 昼食会後句会
・場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
小野先生の講話
今月は『選句について』でした。
次の句から不要な説明をしていない句を選びなさい。
例1. 昨日雨今日は梅雨明けの風晴るる
昨日雨、今日は梅雨が説明になっている。
例2. 少年の頬引き締まり麦の秋
例3. 野辺の陽に都忘れのそそとあり
そそとありが説明になっている。
例4. 夏燕斜めに進む渡し舟
例5. 躑躅濃く雨に打たれて人の列
躑躅濃く、雨に打たれてが説明になっている。
回答 (例2)(例4)
104回C-Netひたち俳句会結果
◆小野さとし先生選◆
特選 |
カレンダー取り替へるのも年用意 |
芳 洲 |
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◎ |
横穴墓ベンガラ色に木枯らしす |
キミ子 |
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◎ |
凍瀧へ挑む男の点となり |
斐紗子 |
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○ |
曳き売りの声の賑はふ路地の秋 |
光 夫 |
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○ |
冬晴れやきららの里へ富士見会 |
興 洋 |
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○ |
犬吠える風に消えゆく夜寒かな |
正 |
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○ |
海鳴りやうーうーうーと消防車 |
典 男 |
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