第108回C-Netひたち俳句会
俳句同好会100回記念「合同句集」が完成、皆さんそれぞれご家族、親戚、友人等に差し上げられたことでしょう。皆さんの日々の生活の中での感動が伝わって、心豊かになれました。等の感想や礼状が寄せられ良い記念になりました。自分の感動を自分のことばで表現していくことが大切です。継続は力です。これからも自分の足跡を残して行きましょう。
4月の句会
・日時:4月16日(水)13:00~16:30
・場所:NPO法人
コミュニティNETひたち多賀事務所
小野先生から紹介
「俳句界」四月号実力作家代表句競詠「北斎の波」六句 櫻井キミ子
・ どの子にも輝く未来鏡餅
・ サーファーは北斎の波待ってをり
・ 抱きとめて堅き芯あり浴衣の子 他
小野先生の講話
今月は『若手座談会より』のお話でした。長谷川 櫂 時代の先端に居る実行派。
長谷川 櫂「古志」主宰から若手大谷弘至主宰に引継ぎ話題となった。
西行の吉野を訪ねてから
1.吉野建て花かくれなる一間あり
2.花の中に身を投げ出して花見かな
3.生きながら花野の骸となりにけり
4.舞扇この人の今花のとき
5.一差しの舞の衣も花の散り
大谷弘至「古志」主宰
1.きらきらと払へば煤もまた仏
2.その昔神に仕へて暦売
3.春うごく猿曳きの猿跳ねるたび
108回C-Netひたち俳句会結果
◆小野さとし先生選◆
◎ |
桜咲く茅葺屋根の長屋門 |
キミ子 |
◎ |
筍のところかまはず出るは出るは |
斐紗子 |
○ |
渋滞のサイドミラーへ花吹雪 |
正 |
○ |
孫の手と新聞片手椿東風 |
光 夫 |
○ |
人の世の花見を重ね七十路 |
典 男 |
○ |
仏舎利塔へ向かふ山道まむし草 |
興 洋 |
○ |
雪や庭の木洩れ日地図のごと |
源 一 |
○ |
春光に翳す病む手の白さかな |
芳 洲 |
|