第117回C-Netひたち俳句会
1月9日(金)私達吟行仲間11名で常陸太田の防人の碑、都々逸坊扇歌の碑、太田一高講堂、枕石寺等を回り坂東太郎で昼食・句会となりました。
寒晴れの素晴らしい日に恵まれ、正月気分のまだ残る吟行日和でした。
防人の碑は奈良時代諸外国からの侵略を防ぐため、東国から多くの若者が徴収され、九州地方へ派遣されました。上河合町にある幸久橋のすぐ側に建っている。『万葉集』の「久慈川は幸くあり待て潮舟にま梶しじ貫き我は帰り来む」の歌碑は刀のように細く高く冬天へ向かって立っていました。都々逸は常陸太田出身の都々逸坊扇歌によって確立、七、七、七、五の口調で唄われる俗曲の一つ、「磯部たんぼのばらばら松は風も吹かぬに気がもめる」扇歌作が刻まれている碑は、都々逸坊の石像とともに国道349号沿いにありました。
1月の句会
・日時:1月21日(水)12:00~16:00 句会
・場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
小野先生の講話
今月は小野先生怪我によりお休みでした。
何時ものように各自5句選し特選を付け、披講後合評した。
何処が良かったか、なぜ取らなかったか?鑑賞を含め皆さんの率直なご意見を交換した。
今回は皆さんの投句を小野先生に紙上で選句、添削をして頂きました。
皆さんの選句と比べて如何だったでしょうか。
117回C-Netひたち俳句会結果
◆小野さとし先生選◆
特選 |
俳句なら歩いて作れ佛の座 |
キミ子 |
◎ |
初釜の結び柳の青さかな |
正 |
○ |
日をはじく梅林めぐる水の音 |
斐紗子 |
○ |
五十二階より初富士の大いなる |
興 洋 |
○ |
心地よき地球の自転や初御空 |
光 夫 |
○ |
雪嶺の指呼の中なる入植地 |
仁 志 |
○ |
冬入日屋根葺く人のシルエット |
典 男 |
○ |
熱燗や息つぐ間なき話しぶり |
芳 洲 |
○ |
家族揃つて写真撮る向き恵方とす |
源 一 |
|