第118回C-Netひたち俳句会
2月1日大子で行われた「第31回全国氷瀑俳句大会」に参加してきました。朝からきれいな青空が広がり冬晴れの良い日でした。袋田の山や道路には雪が残っていました。今日の瀧は三段目に雪がのこり、両脇には水の流れが有りました。
事前投句は一般の部835句、小中学生の部1293句でした。小学生の部の投句が増えたことは喜ばしいことです。との挨拶がありました。
今回は「対岸」主宰 今瀬剛一先生の「あはれ」の表現者の講演がありました。
今瀬剛一特選 事前投句
・ 綿虫の無重力なり無音なり 後藤 勝代
・ 目の前に大き凍滝どんとあり 瀬尾 みよ子
・ 瀧音を空へ響かせ山眠る 小林 恵美子
今瀬剛一特選 当日投句
・ 奥久慈の林も滝も崖も凍つ 松岡 路石
・ この里に生れて卒寿滝凍る 金澤 たよ
2月の句会
・日時:2月18日(水)13:00~15:30
・場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
小野先生の講話
今月もお休みです。
何時ものように各自5句選し特選を付け、披講後合評した。
何処が良かったか、なぜ取らなかったか?鑑賞を含め皆さんの率直なご意見を交換した。
今回も皆さんの投句を小野先生に紙上で選句、添削をして頂きました。
皆さんの選句と比べて如何だったでしょうか。
118回C-Netひたち俳句会結果
◆小野さとし先生選◆
特選 |
教会の窓開け放つ四温かな |
芳 洲 |
◎ |
せせらぎをまたぎ七草摘みにけり |
光 夫 |
◎ |
父に会ふごと凍瀧の無口なり |
キミ子 |
◎ |
白鳥の水辺明るき日曜日 |
斐紗子 |
○ |
散歩道の海に向く墓黄水仙 |
興 洋 |
○ |
大方はミシン針なり針供養 |
正 |
○ |
ゲレンデに日がなリフトの鈍き音 |
典 男 |
○ |
奥山は雪だ雪だとひよ(鵯)さわぐ |
仁 志 |
○ |
冬晴や句友と語る余韻とは |
源 一 |
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