第120回C-Netひたち俳句会
4月10日(金)何時ものメンバー8名と吟行。天気予報が悪化し、雨予報の上、寒そうなので、予定を変更。常陸太田の西山公園の桜の丘陵を散策してから急遽、研修吟行に趣を変え JT-60 (那珂核融合研究所)を見学しました。
西山公園の桜の丘は山全体に満開で散り始めたものもありました。初めて見ましたが猪が餌を求めて掘り返した跡がありました。急斜面もあり吉野の桜を思いだしました。近くには義公廟やお万の方が眠る墓久昌寺もあり、「水戸八景」の一つ山寺の晩鐘他、文化遺産も沢山あります。
JT-60 (那珂核融合研究所)は広大な敷地と大きな核融合設備があります。地球の未来エネルギー核融合への話しを聞いてきました。燃料をプラズマの状態にし高温に保持,磁場で閉じ込めるトカマク方式。難しい話でしたが現場を見せて頂きました。次回はもう少しじっくり見学したいと思いました。
4月の句会
・日時:4月15日(水)12:15より10周年昼食会後俳句会
・場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
小野先生の講話
今月は「ドナルド・キーンと村上護の対談」の続きと桜の句のお話しでした。
山頭火 無季、自由律、一般受けしている。
・あすはかえらうさくらちるさくらちつてくる
・ふまれてたんぽぽひらいてたんぽぽ
・分け入つても分け入つても青い山
・ごろりと寝ころべば山 ・秋風の歩いても歩いても
・咳をしてもひとり ・鉄鉢の中へもあられ
・病み惚けてふと死をみたり花の昼 富田木歩
・桜咲き爛漫としてさびしかる 細見綾子
・奈良七重七堂伽藍八重桜 芭蕉
・咲満ちてこぼるる花もなかりけり 虚子
・咲満ちてなほ咲く桜押し合へる 今瀬剛一
・武士の刃のかげり花の雨 今瀬剛一
・花の昼ころりと寝一人なる 菖蒲あや
・成る俳句と、する俳句について
120回C-Netひたち俳句会結果
◆小野さとし先生選◆
特選 |
野点席ゆらりゆらりと花の影 |
興 洋 |
◎ |
登校の列の中ほど新入生 |
典 男 |
◎ |
花の下懐紙に受けて蝶の菓子 |
キミ子 |
◎ |
青き空桜はさらにさくら色 |
光 夫 |
○
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青き空桜はさらにさくら色 |
芳 洲 |
○
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野点席桜のしだれ客として |
正 |
○
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満開の桜地にふれ神の前 |
斐紗子 |
○
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窓越の一気に今朝の桜かな |
源 一 |
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