第87回 C-Netひたち俳句会
7月19日東京タワーと、世界一の高さ634mの東京スカイツリーの旅をして来ました。朝は怪しげな雲も見られ心配しましたが、見学の15:00には夏霞ながらも薄日が差し、心配した混雑もエレベーターは20分待ちで割合スムーズでした。
高さ450mの天望回廊から360度のパノラマの空中散歩の眺望は素晴らしいものでした。また高さ340mから足元の真下を覗くガラス床に広がる迫力ある眺めに、圧倒される思いでした。何かに掴まらないと足裏がむずむずしました。
写真:下欄の「世界一の高さ634mの東京スカイツリーを見学」をご覧ください。
7月の句会
・日時:7月18日(水)13:00~16:00
・場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
小野先生の講話
今月は『俳句を作ったら推敲する』でした。言葉を選んで表現する。
原句 推敲後
○ 露座佛の鼻より垂れし梅雨しづく → 露座佛の鼻の先より梅雨しづく
鼻より垂れしは説明になっている。
○ 梅雨空のぽぷらその丈ほしいまま → 梅雨空のぽぷらは丈をほしいまま
その丈が説明になっている。
○ 若竹の切り口白くたばねらる → 若竹の切り口は白たばねらる
はっきり切ること。
○ 夏海の載せあるテーブルクロスかな → 夏海の載せたるテーブルクロスかな
夏海の躍動感が出た。
第87回C-Netひたち俳句会結果
◆小野さとし先生選◆
特選 |
梅雨晴に稜線霞む河童橋
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興 洋 |
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◎ |
未央柳好きなゴッホの黄の色に |
斐紗子 |
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◎ |
八十路とて今日は母の日暮れなずむ |
光 夫 |
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◎ |
ツリーから見下ろす夜景遠花火 |
典 男 |
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○ |
いにしえのすだま宿れる泉かな |
芳 洲 |
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○ |
病院の待合室や半夏生 |
正 |
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○ |
緑よりなお濃きみどり青蛙 |
要四郎 |
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○ |
浜風や苔に散りたる沙羅の花 |
源 一 |
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○ |
梅雨激し軒突く雨の棒のごと |
キミ子 |
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