第88回 C-Netひたち俳句会
8月7日は立秋でしたが、相変わらず暑い毎日です。会員の皆さんいかがお過ごしでしょうか。先日8/6(月)、会瀬青少年の家(バーベキュー場)で、C-NetひたちのH24夏の交流会が開催されました。朝から30余名の会員の皆さんが集まり、恒例の生ビールサーバー、乾杯の後で、新鮮な海山の幸を使ったバーベキュー、ビンゴゲーム等を楽しみました。バーベキュー会場の若々しい皆様の写真をお楽しみ下さい。
8月の句会
・日時:8月8日(水)13:00~16:00
・場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
小野先生の講話
今月は『寺山 修司の話』でした。
青森県生まれ(S10.12.10~S58.5.4 )9歳で父死別、母親が働いて生計を立てる。1人がちで読書。13歳で俳句を始め3年間魔に取り付かれたように作った。わずかの間に名句、短歌を残した。文人(小説家・詩人・歌人・俳人・著作家・作詞家・脚本家・作家・劇作家・放送作家・随筆家/コラムニスト・文芸評論家)演劇実験室「天井桟敷」主宰。
俳句
・目つむりてゐても吾を統ぶ五月の鷹(15歳)
五月の鷹は修司そのもの、自分の変身、自分と天地に引き裂かれていても
交信している。 (塚本邦雄 歌人 絶賛)
・山鳩鳴く祈り吾より母ながき
・胸に抱き胸の火となる曼珠沙華
・影墜ちて雲雀あがる詩人の死
・凍蝶とぶ祖国悲しき海のそと
・父を嗅ぐ書斎に犀を幻想し
短歌
・マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖國はありや
第88回C-Netひたち俳句会結果
◆小野さとし先生選◆
特選 |
無し
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○ |
孫曾孫の名前忘れし盆用意 |
斐紗子 |
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○ |
夏潮や六角堂は正座せり |
光 夫 |
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○ |
白桃を赤子のように扱ひぬ |
典 男 |
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○ |
涼新た白樺映る梓川 |
興 洋 |
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○ |
青筑波峰を重ねて恋瀬川 |
正 |
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○ |
思ふほど伸びぬゴーヤの日差し除け |
要四郎 |
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○ |
一族の要となりて生身魂 |
芳 洲 |
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○ |
顔洗ふじゃぶじゃぶじゃぶと敗戦日 |
キミ子 |
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