第93回 C-Netひたち俳句会 新年明けましておめでとう御座います。本年もよろしくお願いいたします。
1月27日大子で行われた「第29回全国氷瀑俳句大会」に参加してきました。朝からきれいな青空が広がり冬晴れの良い日でした。袋田の山や道路には雪が残っておりました。今日の瀧は氷りが解けたようで、水の流れが有りました。
事前投句は一般の部812句、小学生の部1191句でした。小学生の部の投句が増えたことは喜ばしいことです。との挨拶がありました。
今回は「対岸」主宰 今瀬剛一先生の「生活を写す」の講演がありました。
今瀬剛一特選 事前投句
・ どんど焼今もまっかな口あけて 石毛 恵美子
・ 水餅に上澄みのあり遠筑波 望月 澄 子
・ 生きてゐて手足を伸ばす冬日向 笹川 昌 子
今瀬剛一特選 当日投句
・ 賑やかな園児ら来たり寒の瀧 上田 亜 矢
・ 凍瀧の横顔が好き鳥飛べり 安嶋 都 峯
・ 氷瀑のこの町が好き山も好き 太田 文 子
下欄の「袋田の滝と句会で今瀬剛一先生」の写真をご覧ください。
1月の句会
・日時:1月16日(水)13:00~16:00
・場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
小野先生の講話
今月は『俳句鑑賞と添削について』でした。
下記の俳句を読みそれぞれの鑑賞と添削について話し合いました。
1.撞き終へて淑気満つ音なき時に
2.初夢に亡き父と語る過ぎし日を
3.みづからは水を汚さず山眠る
第93回C-Netひたち俳句会結果
◆小野さとし先生選◆
特選 |
書初めの一の一文字力満つ |
キミ子 |
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○ |
老ひてなほ今年こそはの初詣 |
典 男 |
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○ |
蒸しパンの如くぽつくら土竜追ひ |
要四郎 |
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○ |
願ふこと二つ加へる初詣 |
芳 洲 |
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○ |
この里へ骨埋むつもり落葉踏む |
光 夫 |
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○ |
和服着て玄関前の初写真 |
正 |
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○ |
七種粥大きスプーンのついてをり |
斐紗子 |
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○ |
風強き箱根駅伝吐息濃し |
興 洋 |
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○ |
幼友より蛇ののたまふ年賀状 |
源 一 |
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