第94回 C-Netひたち俳句会
岡山市の後楽園や金沢市の兼六園と並んで、「日本三名園」の一つに数えられている水戸市にある偕楽園の梅祭りに行って来ました。今年は寒さのせいか開花が遅いようです。珍しく暖かい日でした。南崖の階段を登りきると紅梅・白梅が見事に咲いていました。青空に映えてとてもきれいでした。あとはこれから咲き継ぐことでしょう。「月影」と言う青い蕾が印象に残りました。平日でしたが梅見客は多くお弁当も良く売れていました。芝生の上で車座になり楽しそうです。梅娘、黄門様、助さん、格さんは写真に引っ張りだこで忙しそうでした。「夜梅祭」の灯籠も並んでいました。
2月の句会
・日時:2月20日(水)13:00~16:00
・場所:NPO法人 コミュニティNETひたち多賀事務所
小野先生の講話
今月は『俳句鑑賞と添削について』でした。
下記の俳句を読みそれぞれの鑑賞と添削について話し合いました。
1. 菜の花や客一人待つ無人駅
ローカル線の駅、情景が見える。
客一人と無人駅はついている、一方省ける。
・菜の花のまばゆき中の無人駅
2.春隣猫の心音高くなる
心音高くなる、落ち着かない、猫の恋が思われる。
・手の中の猫の心音春隣
3.蝋梅や卆寿の人の深く辞儀
蝋梅の香り、深く辞儀で老婦人のありようが見える。
・蝋梅や卆寿の人の辞儀深く
第94回C-Netひたち俳句会結果
◆小野さとし先生選◆
◎ |
兵馬俑の如列び立つ様樹氷林 |
典 男 |
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○ |
冬銀河瞬かせをり大欅 |
光 夫 |
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○ |
嫁からの宅急便やバレンタイン |
芳 洲 |
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○ |
銀杏の木幹整斉と春近し |
興 洋 |
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○ |
方言で交はす電話や冬温し |
源 一 |
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○ |
リハビリ中朝の一声匂鳥 |
斐紗子 |
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○ |
スキー行七十年のリフレッシュ |
正 |
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○ |
日の差して萌え出づるもの力得し |
キミ子 |
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